
まずは問題を解いてみよう。
解説
この問題の出題者の意図
アレルギー分類について理解しているか
アレルギー反応とは
免疫反応によって人体に生じる障害のことをアレルギー反応と呼ぶ。
全身的なものもあれば局所的なものも存在し、その反応によってそれぞれの分類がされる。
- Ⅰ型アレルギー、アナフィラキシー型
即時型・IgE依存型とも呼ばれる。
IgEによるものはここに分類される。
アトピー性気管支喘息・花粉症・アレルギー性鼻炎・一部の食物アレルギー、じんま疹 - Ⅱ型アレルギー、細胞毒性型
細胞膜や細胞外器質の抗原に対する反応。
特発性血小板減少性紫斑病・自己免疫性溶血性貧血・グッドパスチャー症候群 - Ⅲ型アレルギー、免疫複合体型
マクロファージ等が免疫複合体(抗原が数ある抗体とくっついたもの)を処理しきれなくなって引き起こされる反応。
全身性エリテマトーデス・急性糸球体腎炎・関節リウマチ・シェーグレン症候群・血清病 - Ⅳ型アレルギー、遅延型
T細胞により集めれらたマクロファージによって起こされる反応。
ツベルクリン反応・接触性皮膚炎 - Ⅴ型アレルギー、抗レセプター抗体型
Ⅱ型アレルギーからの派生分類
バセドウ病・重症筋無力症
これらより導き出される解答
上記より答えは「急性糸球体腎炎」
まとめ
毎年変わった分野が出る病理。その中でも出たらラッキーなアレルギー分類。
出題されたときに覚えてさえいれば確実に1点取れる問題なので頭の片隅にさらっと入れておこう。
その他
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参考
改定第8版 内科学書