【解剖】27回鍼灸国試解説【問18】

まずは問題を解いてみよう。

顔面神経が支配する筋はどれか。
第27回 鍼灸国家試験 問題18
以下、問題の解説です。
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解説

この問題の意図

出題頻度の高い脳神経系の問題と見せかけた舌骨筋群の単純な問題。

舌骨の筋群

まずは、今回のメインとなる舌骨周囲の筋について確認します。
舌骨の筋は舌骨を境界に上にあるものを舌骨上筋群、下にあるものを舌骨下筋群と分けることができる。

舌骨上筋群支配神経
顎二腹筋前腹下顎神経
顎二腹筋後腹顔面神経
茎突舌骨筋顔面神経
顎舌骨筋下顎神経
オトガイ舌骨筋頚神経
舌骨下筋群支配神経
胸骨舌骨筋頚神経ワナ(C1~C3)
胸骨甲状筋頚神経ワナ(C1~C3)
甲状舌骨筋頚神経ワナ(C1~C3)
肩甲舌骨筋頚神経ワナ(C1~C3)

今回の問題で重要なのは舌骨上筋群です。同じ顎二腹筋であるのに、前腹と後腹で支配神経が異なることに注意しましょう。

顎二腹筋は画像で確認すると、舌骨から顎の方へ前方に張るのが顎二腹筋前腹、舌骨から乳様突起へ後方に張るのが顎二腹筋後腹となっています。名前は同じでも位置関係としては異なっています。
また、顎舌骨筋は顎二腹筋の上方に位置し、茎突舌骨筋は顎二腹筋後腹の前方に位置しています。
それぞれ近い筋同士で支配神経が同じになると考えられます。

Photo by TakahiroYamada

顔面神経(第Ⅶ脳神経)

次に顔面神経(第Ⅶ脳神経)について確認しましょう。
顔面神経は感覚神経成分、運動神経成分、副交感神経成分を含んだ混合神経とされます。そのため顔面神経が支配している作用は多岐に渡りますので、要点だけ効率よく覚えましょう。

感覚神経成分味覚(舌前2/3)
運動神経成分表情筋・広頚筋・頬筋・アブミ骨筋・顎二腹筋後腹・茎突舌骨筋など
副交感神経成分唾液(顎下腺・舌下腺)・涙液・鼻水

ここで注意してほしいのは、顔面神経は表情筋の動きに関して支配しているが、感覚に関しては関与していないことです。表情筋の感覚を支配しているのは三叉神経なので同時に覚えておきましょう。

これらより導き出される解答

上記より答えは「茎突舌骨筋

まとめ

今回の問題は舌骨上筋群がメインの問題でした。
教科書に記載されている表だけのように、文字だけで覚えようとすると、ケアレスミスが起こりやすくなります。そのため画像を確認し、視覚的なイメージでも理解することをお勧めします。
また、解剖全般においてしっかりと図を確認しましょう。
さらに下手でもいいので、自分で要点を抑えた絵を書けるようにしておくと頭に残るので、覚え方に迷っている方は試してみてください。

その他

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