【2021.2鍼灸国試】合否を分ける運命の8問【編集部セレクト】

受験生の皆さんお疲れさまでした。編集部の平松です。
今回は総括の一つとして、編集部が解答作成している中で気になった問題を8問あげました!
手ごわかったなーというひとも改めて振り返ってみてください。

また来年度受験する方は、ぜひ腕試しにチャレンジしてみてください!

【第29回 はり師きゅう師国家試験解答速報はこちらから】

はりらぼセレクト-運命を分ける8問-

問題 7

総務省が実施する調査はどれか
1.国勢調査
2.人口動態調査
3.国民生活基礎調査
4.国民健康・栄養調査

編集部コメント

・厚生労働大臣の認定する国家試験である鍼灸国家試験に、総務省の問題が出題されたことに時代の流れを感じる。
・直近では2020年10月に行われた。時事問題であると同時に、統計的・社会的知識を問う良問であったと考える。

暫定解答

1.国勢調査

問題 14

保健所の設置根拠となる法律はどれか
1.医療法
2.感染症法
3.健康増進法
4.地域保健法

編集部コメント

・今回のコロナ禍での試験において保健所に関する問題として想定されやすい。また、保健所の仕組みをきちんとすることで、今後鍼灸師にとして働いた時に重要であるため、非常にいい問題である。

暫定解答

4.地域保健法

問題 83

「70歳の男性。訳20年前に2型糖尿病と診断され薬物治療を受けている。最近急に複視が出現した。正中視で右眼は外転位をとっている。対抗反射は異状なく眼瞼下垂もない。」
障害されている脳神経はどれか。
1.視神経
2.動眼神経
3.滑車神経
4.外転神経

編集部コメント

・糖尿病に関しての問題は毎年のように出題されているが、脳神経への影響に関して解いている問題はこれまでに出題されたことはなく、しっかりと病態を理解しておく必要があり、理解度を見るうえでとても良い問題である。
・正中視で外転位になっていることから内直筋の麻痺が起きていることが想定され動眼神経麻痺と考えられる。しかしその後の文章では、対光反射問題なく上眼瞼挙筋の機能も落ちておらず動眼神経に異常はないかのように強調しているあたりが良い問題と感じた。

暫定解答

2.動眼神経

問題 121

顔面神経支配の筋にある経穴の部位はどれか。
1.頬骨弓中央の上際の陥凹部
2.外眼角の直下、頬骨下方の陥凹部
3.珠間切痕と下顎骨関節突起の間の陥凹部
4.耳珠上の切痕と下顎骨関節突起の間の陥凹部

編集部コメント

・顔面部に位置する筋には顔面神経支配の筋と三叉神経支配の筋があるが、顔面部の各筋がどちらの神経に支配されており、その筋に位置する経穴の取穴部位まで正確に覚えていないと解けない問題であり、非常に難易度が高く、正確性も要求される問題である。

暫定解答

2.外眼角の直下、頬骨下方の陥凹部

問題 127

鍼施術で気胸を起こすリスクが最も高い経血はどれか。
1.天宗
2.身柱
3.附分
4.三焦兪

編集部コメント

・鍼灸師が最も起こしやすい臓器損傷である肺気胸に関する問題である。臓器損傷に関する問題は、経穴の取穴及び臓器についての解剖学が要求される。鍼灸師として臓器損傷のリスクを理解する上で重要な問題である。

暫定解答

3.附分

問題143

次の文で示す患者の病証に対する治療方針として最も適切なのはどれか。
「36歳の女性。主訴は咳嗽。せき込むと粘稠で白色の痰を多量に喀出する。緩解と増悪を繰り返しながら3年が経過している。子供の頃から食が細く、痩せている。舌は淡。白膩苔、脈は滑を認めている。」
1.風寒の邪を取り除く。
2.瘀血を取り除く。
3.肺陰を補う。
4.運化を高める。

編集部コメント

・東洋医学所見を見ると余分な水分が多いということがひたすら書かれているが解答にはThe湿のものがないので一瞬固まるような問題でした。また主訴が肺に関わることであり、解答に肺に関するものがあったこともひっかけようとする意思が感じられるような問題だったので気になる問題として挙げた。

暫定解答

4.運化を高める。

問題 156

次の文で示す症例について、問に答えよ。
「24才の女性。月経開始から2日間ほど月経痛が激しく、吐き気がある。腰痛もあるが、特に下腹部痛が強く憂うつになる。不正性器出血や月経周期の異常はなく、器質的な障害もない。」

痛みの原因となっている器官名と同名の兪穴に刺鍼する場合、その取り方として正しいのはどれか。
1.関元の外方5分
2.関元の外方2寸
3.中極の外方2寸
4.中極の外方3寸

編集部コメント

・疼痛が生じている器官とそれと同じ名前の経穴を答えさせる問題であり、今までありそうで無かった形の出題形式の問題である。

暫定解答

4.中極の外方3寸

問題 157

次の文で示す症例について、問に答えよ。
「54歳の男性。数日前から左耳に痛みがあり、しばらくしてから外耳道に水疱が出現した。同側の表情筋の麻痺と聴力の低下を伴っている。」

最も考えられる疾患はどれか。
1.ベル麻痺
2.脳幹梗塞
3.聴神経腫瘍
4.ラムゼイハント症候群

編集部コメント

・顔面神経麻痺の問題は毎年出題されているが、近年ではベル麻痺に関する問題が多く出題されていたが、今年はラムゼイハント症候群の方が出題された。そのため、過去問などでベル麻痺に偏って勉強していた受験生には注意が必要。

暫定解答

4.ラムゼイハント症候群

その他

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